IT業界では休日も自己研鑽への意識が必要
毎日忙しい生活を送っている現代のビジネスマンはたまの休日にはリフレッシュをします。そうすることで再び平日に働く活力を取り戻しているのです。世間一般では休日に対してこのようなイメージが持たれていますが、IT業界では少々事情が異なることがあります。休日の過ごし方としてオフの日を自己研鑽の場と位置づけてセミナーや研修会に参加する人が多いのです。
もちろん、休日にリフレッシュすることも重要ですが、プラス仕事で身では得られないスキル・知識や経験を求めて自己研鑽の機会を作ることも重要なことだとみなされているのです。
その理由は2つ。まずIT業界全体が変化の激しい業界のため、続々と新しい技術、サービスが登場しています。しかり流行り廃りも激しく、市場のニーズに合わせた働き方が求められる面もあります。そうした状況に対応するためにも最新の動向やトレンドをチェックする機会として自己研鑽が欠かせないのです。
もうひとつは人脈づくり。将来フリーランスとして独立を目指している人はもちろん、その予定がない人もIT業界では人脈が非常に重要になります。転職が多い職業というのもありますし、業務の拡大や新分野の進出などの際にも幅広い人脈がモノを言うことが多いからです。いろいろな人と交流し、話を聞くことそのものが業界の動向やトレンドを探るよい機会にもなります。セミナーや研修会への参加はこうした人脈づくり、交流の機会ともなっているわけです。休日にしっかりリフレッシュできる範囲内でこうした自己研鑽の機会を作ることがIT業界の人間には求められていると言えるでしょう。